SPECTRAL ALLURE
スタイルの定義は必要ですか？
美しさは時に曖昧さの中から生まれます。
ジェンダーを明示しないファッションやヘアメイクがモードを席巻しています。
そして、その偏りのない美しさは既に日常に溶け込んでいるのです。
デザイナーが既存の境界を越えた服を作るのと同じように、我々も今までの概念から飛び出し、ビューティーで新しい世界を作る時が来ています。
あなたの創造性は人々を自由にすることができます。
多様なクリエーションを受容し、自分の道を進むことで、革新的な美が生まれます。
前髪の刈り上げと生え際のカラーでジェンダーをも超えるスタイルに
前髪は刈り上げ、レザーカットで毛先をランダムに。生え際と根もとをブリーチしポイントカラーで寒色系に染めて、中性的な透明感をプラス。スタイリングは、オイルでツヤを出した後にワックスを。ボーダーがあるようでない、ボーイッシュで色気があるスタイルを目指した。
前髪で顔をフレーミングし、オレンジにピンクのポイントカラーで遊び心のある美しさを追求
厚い前髪のボブでセクシーな印象に。トップだけに軽さが出るようにカットし、動きを加えて、イレギュラーな形に。オレンジベースにピンクを重ねることで、色の出方に遊び心を。全体をスプレーでドライな質感にスタイリングして、ランダムな動きが残るように仕上げた。
甘さなしのピンクと非対称なラインでミステリアスな表情を引き出す
表面のスライドカットで散らしたバングがポイントの透け感のあるボブ。 毛先はナチュラルにカールして、打ち出すのはアンバランスなシルエット。 表面は柔らかめのサンドベージュで、アシンメトリーなインナーカラーで入れたピンクが奥行きを生む。マットタイプのスプレーを全体につけ、サラッとしたスタイリングに。
直線的なラインとエアリーなカールでトーン差を付けた繊細なヴァイオレットカラー
顔まわりの髪をほお骨の高さでレイヤーにカットし、バングはラウンドに揃えて、力強さの中に柔らかさを表現。ヘアカラーは透明感が出るように、ブリーチベースにラベンダーとヴァイオレットをグラデーション状にイン。ストレートアイロンでS字カールしたラインがよく見えるよう、毛先はクリームワックスで外ハネに。
ラフで繊細な表情を持つロングスタイルでシームレスなヘアの可能性を提案
繊細さを引き出すミディアムロングは、レイヤーカットによる軽さがポイント。レイヤーで自然に生まれるウルフカット特有の動きと地毛をベースに毛先中心に入れたベージュのハイライトが立体感をもたらす。 スタイリングは毛先に毛束感を出すため、クリームとスプレーで、柔らかくナチュラルに仕上げを。
頭の丸みと髪の面を活かしサイドにラインを描いた挑発的なグラフィティカラー
センタパートに分け、全体が軽くなりすぎないよう毛量を調整。サイドの髪表面にテープでマーキングし、線を引くようにネイビーで染めていき、立体感と奥行きを感じさせるようなラインを入れる。全体はホワイトパープルで染める。
軽さと重み、クールとウォーム。相反する要素が導く中性的な魅力
クールなイメージのショートに、暖色のカラーでギャップのあるスタイルに。ウォームべージュをベースに、サイドにポイントカラーとしてオレンジを入れた。カールの重なりを繊細にみせるレイヤーと髪のウエイトがほお骨にくるカットで、繊細さと強さを強調。毛先にツヤを出すジュルとワックスをランダムにつけてクセを。
彩度の低いカラーで柔らかさを立体感とフォルムで力強さを表現
ブリーチをしてから全体をトープグレージュに染め、部分的に柔らかなカカオブラウンとクールなチャコールグレーを入れて、陰影が出るようにカラーを調整。レイヤーカットで毛束感と動きを出す。前髪は目もとの強さを強調するVバング気味に切り揃える。衿足は長めに残すことで、縦のラインを際立たせマニッシュさを残した。
クリエイターの無限の創造力をオンラインで共有するコミュニティ
BEAUTY STREAMのシーズンテーマに沿って、アジア各国・地域のスタイリストによるビューティークリエーションが集まります。